此処はシルバーレインのPC『大神末』の設定とか日記とか適当に載せる場所です、戯言なので深く気にしてはいけません。
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これはあくまで背後の妄想であり公式設定とは関係無いと言う事を理解したやつだけ読んでくれ!
空には月が出て広大な平原には風が吹いている。
そんな中、立っている二つの人影…いや、片方の人影?はときおり形を変えなにかを生み出していた、そして形を変える影が言葉を発する。
「っふ…残る人狼騎士もキサマのみよ…それでもこの我に挑むというのか?」
辺りを見渡すと無数の獣の死骸と数人の人の死骸…此処で激しい戦いがあったことを物語っている。
月明かりが照らし立っているもう一人の影を映し出す…その姿は十代後半の甲冑を着た青年だった、だが甲冑も戦いで傷ついてボロボロになっている。
「っは!当然だ!!一対一になっただけだからな!!それに此処で俺が退いたらてめーは村を襲う…そんな事を認めれるかよ!!」
形を変える影はそこで可笑しそうに笑い出す。
「く・・・クハハハハハ!一対一だと?この原初の吸血鬼たる我の能力を目の前であれほど見てまだそのようなことが言えるか小僧!」
そして影から無数の獣が飛び出し青年を囲む!だが、青年は不敵に笑って答えた。
「ふん!気づいてないと思ってるのか?お前が獣を出す度にお前の力だって減ってるって事をな!!」
そう叫びながら獣の一体を切り伏せる!!
「カハハハ!確かに我の生み出す獣とて有限なのは認めよう!だがそれでもキサマ如きを葬るには十分よ!!」
そう言いながら獣を体内から吐き出し青年に向かわせ…青年はまたその獣を斬り、斬り飛ばし、時には盾で殴る、だが…
「っぐ!がぁぁぁぁぁ!」
獣の一体が青年の喉下に噛み付き食い破ろうとする!所詮は多勢に無勢だったか、押し切られ青年が膝を付こうとする。
「どうした?威勢が良かったのは最初だけか?クハハ!所詮人狼風情が我等に歯向かおうと言うのが愚かなのよ!」
そして楽しそうに吸血鬼は言葉を続ける。
「ああ、キサマの四肢を獣に喰い千切らせて、そのまま連れて行ってやろう…そして貴様が護るとほざいた村が滅ぶ様を見せてやろうではないか」
「なん・・・だと・・・」
その言葉が青年の耳に届いた時…青年の中の何かが弾けた…
「ふざ…けるな…ふざけるなふざけるなふざけるなふざけるなふざけるなぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!」
魂が肉体を凌駕する…同時に喰いついていた獣を無理やり引き剥がす!紅い血飛沫が飛び上がるが青年は気にせず長剣を構え闘気を燃やし始める!!
「馬鹿な!死に底無いの貴様の何処にそんな力が!!ええい!獣どもよ、ヤツを噛み砕いてしまえ!!所詮は悪あがきに過ぎん!!」
吸血鬼は驚愕しつつも獣を青年に差し向ける…だが、吸血鬼はミスを犯していた…致命的なミスだった。
「うざってぇぇぇぇぇぇ!吸血鬼風情の使い魔がキャンキャン吼えるんじゃねぇぇぇぇ!」
獣に喰いつかれるのも爪で切り裂かれるのも構わず青年は吸血鬼へ弾丸となって真っ直ぐ駆けて来る…吸血鬼のミスとは…そう、慢心からの油断。
そして触れてはいけないものに触れてしまった迂闊さ…優位にたった際に速やかにトドメを刺さなかった…その慢心が明暗を分けた。
「く、来るなぁぁぁぁ!獣ドモよ何をしている!相手は死に損ないなんだぞ!さっさと殺せぇぇぇぇ!」
鬼気迫る青年の捨て身の特攻に焦りを感じたのか吸血鬼は必死で獣を差し向けるが…だが
「あの村には…アイツには絶対に触れさせねえ!アイツを護ってやるって俺は誓ったんだよ!くらぇぇぇぇぇぇ!」
その特攻で獣を弾き飛ばし、獣が喰いついても止まらず、そして長剣を振りかぶり…渾身の力と魂を込めて振り下ろす!!
「うぉぉぉぉぉ!俺の魂の魔狼の力を喰らいやがれ!!『魔狼烈光殺撃!!』」
「っぐ…こ、この程度の一撃で我が…な!凍る!!体が凍って…グァァァァァァァァァァァァァァァ!」
吸血鬼へ与えた斬撃はただ斬っただけでは無かった…己の肉体の生命活動を極限まで低下させ武器に氷を宿し斬りつけたのだ…
「っけ…そのまま凍って砕けちまいな…お前の敗因はたった一つだぜ…お前は俺を俺を怒らせた…それだけだ」
吸血鬼が氷像になり砕け散ったのを確認した青年は剣を仕舞い、歩き出そうとして…その場に倒れこんだ。
「あ…れ?…なんで…ああ…クソ…無茶しすぎたか…っけ、約束は半分護れて…半分は破っちまうか…わりい…×××…」
その場に倒れ動かない…そしていつの間にか日が昇り始める…戦ってる間に夜が終わっていたのだった。
「あーあー…折角格好つけたってのに…ざまあねえなぁ…っち…朝日が眩しいぜ…あ?」
朝日を見てる中…そこの一つの影が差す…
「○○○!そんな、死なないで○○○!!」
それが誰か良く見えなかったが声でわかった…護りたかったものの一つだ、幼馴染の少女。
「…なんだよ×××…外に出るなって言ってたじゃねーかよ…馬鹿野郎がよ…」
最後に力を使って放つ言葉がこんな言葉とは我ながら酷いと青年は思った…だがそれも『らしい』と思えて落ち着きもした。
「馬鹿は○○○よ!!…こんなになるまで無茶して…逃げればよかったのよ…馬鹿…」
「うるせー…漢には色々とあるんだよ…」
彼が護りたかったものはなんとか護れた、だが少女は不服そうだった。
「もう直ぐ世界結界が完成する…世界結界が出来たら○○○の治癒だって満足に出来ないじゃない…」
「っは、世界結界が出来たら吸血鬼ドモにもゴーストにも教われないで済む…良い事ずくめじゃねえか」
青年の言葉に少女は俯き首を振り…
「でも…でも…○○○が居ないんじゃ、意味が無いじゃない…馬鹿」
「…わりいな、俺はもう×××を護れそうにねえや…」
そっと少女の目元をぬぐい…謝る。
「謝らないでよ…謝られたらこれ以上怒れないじゃない…馬鹿」
そう言いながら少女は一冊の本を取り出す。
「…○○○…もう会えないだろうけど…でも、やっぱり生きて欲しい…○○○が目覚めるのは何時になるかわからないけど…助かるかもわからないけど」
そして本を読み上げだす…何らかの呪文にも聞こえるが…まるで子守唄のようにも聞こえる。
「…おいおい、それって秘宝じゃなかったか?…良いのかよ?俺なんかによ」
「自分のものをどう使おうと勝手でしょ?使いたいから使うの…黙って、集中が途切れる…」
暫く呪文を紡ぐ声とだけが辺りに響く…そして完成し本が光を放ちだす。
「…じゃあね○○○…もう会えないけど、もしかしたら子孫が会うかもね?」
少女は精一杯の笑顔を青年に向けて微笑みかける。
「ああ、どーせまたうるせーヤツなんだろうな」
青年も笑みを少女に向け…
「「またな(ね)」」
同時に言葉を交わしたかと本が一際強く輝き辺りを包み込んだ。
そして光が収まった後は本を大事そうに抱えている少女が一人その場に居たのだった…
そして長い長い時が経った、ある日、ある場所、ある少女が一冊の本を開く・・・だがそれはまた別のお話、いずれ語る機会もあるかもしれない。
そんな中、立っている二つの人影…いや、片方の人影?はときおり形を変えなにかを生み出していた、そして形を変える影が言葉を発する。
「っふ…残る人狼騎士もキサマのみよ…それでもこの我に挑むというのか?」
辺りを見渡すと無数の獣の死骸と数人の人の死骸…此処で激しい戦いがあったことを物語っている。
月明かりが照らし立っているもう一人の影を映し出す…その姿は十代後半の甲冑を着た青年だった、だが甲冑も戦いで傷ついてボロボロになっている。
「っは!当然だ!!一対一になっただけだからな!!それに此処で俺が退いたらてめーは村を襲う…そんな事を認めれるかよ!!」
形を変える影はそこで可笑しそうに笑い出す。
「く・・・クハハハハハ!一対一だと?この原初の吸血鬼たる我の能力を目の前であれほど見てまだそのようなことが言えるか小僧!」
そして影から無数の獣が飛び出し青年を囲む!だが、青年は不敵に笑って答えた。
「ふん!気づいてないと思ってるのか?お前が獣を出す度にお前の力だって減ってるって事をな!!」
そう叫びながら獣の一体を切り伏せる!!
「カハハハ!確かに我の生み出す獣とて有限なのは認めよう!だがそれでもキサマ如きを葬るには十分よ!!」
そう言いながら獣を体内から吐き出し青年に向かわせ…青年はまたその獣を斬り、斬り飛ばし、時には盾で殴る、だが…
「っぐ!がぁぁぁぁぁ!」
獣の一体が青年の喉下に噛み付き食い破ろうとする!所詮は多勢に無勢だったか、押し切られ青年が膝を付こうとする。
「どうした?威勢が良かったのは最初だけか?クハハ!所詮人狼風情が我等に歯向かおうと言うのが愚かなのよ!」
そして楽しそうに吸血鬼は言葉を続ける。
「ああ、キサマの四肢を獣に喰い千切らせて、そのまま連れて行ってやろう…そして貴様が護るとほざいた村が滅ぶ様を見せてやろうではないか」
「なん・・・だと・・・」
その言葉が青年の耳に届いた時…青年の中の何かが弾けた…
「ふざ…けるな…ふざけるなふざけるなふざけるなふざけるなふざけるなぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!」
魂が肉体を凌駕する…同時に喰いついていた獣を無理やり引き剥がす!紅い血飛沫が飛び上がるが青年は気にせず長剣を構え闘気を燃やし始める!!
「馬鹿な!死に底無いの貴様の何処にそんな力が!!ええい!獣どもよ、ヤツを噛み砕いてしまえ!!所詮は悪あがきに過ぎん!!」
吸血鬼は驚愕しつつも獣を青年に差し向ける…だが、吸血鬼はミスを犯していた…致命的なミスだった。
「うざってぇぇぇぇぇぇ!吸血鬼風情の使い魔がキャンキャン吼えるんじゃねぇぇぇぇ!」
獣に喰いつかれるのも爪で切り裂かれるのも構わず青年は吸血鬼へ弾丸となって真っ直ぐ駆けて来る…吸血鬼のミスとは…そう、慢心からの油断。
そして触れてはいけないものに触れてしまった迂闊さ…優位にたった際に速やかにトドメを刺さなかった…その慢心が明暗を分けた。
「く、来るなぁぁぁぁ!獣ドモよ何をしている!相手は死に損ないなんだぞ!さっさと殺せぇぇぇぇ!」
鬼気迫る青年の捨て身の特攻に焦りを感じたのか吸血鬼は必死で獣を差し向けるが…だが
「あの村には…アイツには絶対に触れさせねえ!アイツを護ってやるって俺は誓ったんだよ!くらぇぇぇぇぇぇ!」
その特攻で獣を弾き飛ばし、獣が喰いついても止まらず、そして長剣を振りかぶり…渾身の力と魂を込めて振り下ろす!!
「うぉぉぉぉぉ!俺の魂の魔狼の力を喰らいやがれ!!『魔狼烈光殺撃!!』」
「っぐ…こ、この程度の一撃で我が…な!凍る!!体が凍って…グァァァァァァァァァァァァァァァ!」
吸血鬼へ与えた斬撃はただ斬っただけでは無かった…己の肉体の生命活動を極限まで低下させ武器に氷を宿し斬りつけたのだ…
「っけ…そのまま凍って砕けちまいな…お前の敗因はたった一つだぜ…お前は俺を俺を怒らせた…それだけだ」
吸血鬼が氷像になり砕け散ったのを確認した青年は剣を仕舞い、歩き出そうとして…その場に倒れこんだ。
「あ…れ?…なんで…ああ…クソ…無茶しすぎたか…っけ、約束は半分護れて…半分は破っちまうか…わりい…×××…」
その場に倒れ動かない…そしていつの間にか日が昇り始める…戦ってる間に夜が終わっていたのだった。
「あーあー…折角格好つけたってのに…ざまあねえなぁ…っち…朝日が眩しいぜ…あ?」
朝日を見てる中…そこの一つの影が差す…
「○○○!そんな、死なないで○○○!!」
それが誰か良く見えなかったが声でわかった…護りたかったものの一つだ、幼馴染の少女。
「…なんだよ×××…外に出るなって言ってたじゃねーかよ…馬鹿野郎がよ…」
最後に力を使って放つ言葉がこんな言葉とは我ながら酷いと青年は思った…だがそれも『らしい』と思えて落ち着きもした。
「馬鹿は○○○よ!!…こんなになるまで無茶して…逃げればよかったのよ…馬鹿…」
「うるせー…漢には色々とあるんだよ…」
彼が護りたかったものはなんとか護れた、だが少女は不服そうだった。
「もう直ぐ世界結界が完成する…世界結界が出来たら○○○の治癒だって満足に出来ないじゃない…」
「っは、世界結界が出来たら吸血鬼ドモにもゴーストにも教われないで済む…良い事ずくめじゃねえか」
青年の言葉に少女は俯き首を振り…
「でも…でも…○○○が居ないんじゃ、意味が無いじゃない…馬鹿」
「…わりいな、俺はもう×××を護れそうにねえや…」
そっと少女の目元をぬぐい…謝る。
「謝らないでよ…謝られたらこれ以上怒れないじゃない…馬鹿」
そう言いながら少女は一冊の本を取り出す。
「…○○○…もう会えないだろうけど…でも、やっぱり生きて欲しい…○○○が目覚めるのは何時になるかわからないけど…助かるかもわからないけど」
そして本を読み上げだす…何らかの呪文にも聞こえるが…まるで子守唄のようにも聞こえる。
「…おいおい、それって秘宝じゃなかったか?…良いのかよ?俺なんかによ」
「自分のものをどう使おうと勝手でしょ?使いたいから使うの…黙って、集中が途切れる…」
暫く呪文を紡ぐ声とだけが辺りに響く…そして完成し本が光を放ちだす。
「…じゃあね○○○…もう会えないけど、もしかしたら子孫が会うかもね?」
少女は精一杯の笑顔を青年に向けて微笑みかける。
「ああ、どーせまたうるせーヤツなんだろうな」
青年も笑みを少女に向け…
「「またな(ね)」」
同時に言葉を交わしたかと本が一際強く輝き辺りを包み込んだ。
そして光が収まった後は本を大事そうに抱えている少女が一人その場に居たのだった…
そして長い長い時が経った、ある日、ある場所、ある少女が一冊の本を開く・・・だがそれはまた別のお話、いずれ語る機会もあるかもしれない。
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プロフィール
HN:
大神末(おおかみまつ)
性別:
男性
職業:
高校生
趣味:
ナンパ 料理 散歩
自己紹介:
銀誓館学園に通う明るく元気なナンパ高校生。
世間様にはいえない秘密を抱えつつ『死と隣り合わせの青春』を全力で謳歌している。
ナンパの成功率は七分三分と言ったところらしい。
相手が居る女性には声をかけない。
何気に男の友人たちと馬鹿騒ぎするのも大好きだったりする。
まだまだ少年と言える。
世間様にはいえない秘密を抱えつつ『死と隣り合わせの青春』を全力で謳歌している。
ナンパの成功率は七分三分と言ったところらしい。
相手が居る女性には声をかけない。
何気に男の友人たちと馬鹿騒ぎするのも大好きだったりする。
まだまだ少年と言える。